洋上風力発電用の高圧直流送電系統

概要

パワーエレクトロニクスの応用分野の1つに,高圧直流送電があります。海底ケーブルによる大容量の送電線では,技術的制約や経済性から,従来より高圧直流送電が用いられています。近年,海洋上に大規模な風力発電所が建設されるようになり,これらを海底ケーブルで結んだ海底の送電系統が構築されつつあります。しかし,現状の高圧直流送電では,交流系統のように大規模な電力系統を構築し,安定して運用する方法が確立されていません。

当研究室では,パワーエレクトロニクスと電力システムの両面から,高圧直流送電により大規模な電力系統を構築する方法を研究しています。大容量電力変換器,直流遮断器,長期にわたり拡張可能な系統構成,設備故障の波及を防ぐ方法などを検討しています。将来,洋上風力発電をはじめとする再生可能エネルギー電源が大規模に導入された際にも,安定して電力を利用できるシステムの実現を目指しています。

発表論文